フレッツ光を利用中で、キャンペーンでひかり電話の契約もしていた。
レンタルされているルータがあり、他社製のルータも無線で接続するために使っていた。
ひかり電話はキャンペーンの適用を受ける為であって使用する気も無く、最低契約期間も過ぎたのでひかり電話のみ解約したら、インターネットにも接続できなくなった。
こういった御相談を頂く事があります。

フレッツ光からレンタルされているルータの機種にもよりますが、ひかり電話を解約するとルータ機能自体も無効になるものがあります。この場合、ルータとしては働かなくなりONUの機能だけ働く事になります。
機種によってはルータはONUという機器と交換されるケースもあるかも知れません。
ONUとは光回線終端装置で、これ自体はインターネットに接続する機能がありません。

しかし、他社製ルータを最初から持っているのであれば接続できそうなものです。
ただ、フレッツ光の無料訪問設定サービスを利用して訪問設定担当者に設定してもらった場合、御客様が「ひかり電話は解約するつもりなので他社製ルータでの接続設定にしてほしい」という旨を伝えないと他社製ルータはアクセスポイントとしての設定しかしてくれないケースがほとんどです。
訪問設定担当者は御客様がひかり電話を継続して使用するつもりがあるのかどうかは知らされません。
ひかり電話の解約を見越して他社製ルータに接続設定をしてくれる担当者もいるかも知れませんが、原則的には御客様の方から申し出がない限りレンタルルータに設定されます。

つまり、フレッツ光のレンタルルータに接続設定をしていますので、ひかり電話解約によりルータ機能自体が無効になり、他社製ルータにはアクセスポイントとしての設定だけしかされていないのでインターネットに繋がらなくなるわけです。

そもそも、契約時にきちんと説明があればいいのですが、ひかり電話を解約するつもりでいる御客様に
「レンタルされるルータではひかり電話を解約するとルータ機能が無効になります」
「なので訪問設定担当者に他社製ルータに接続設定を行なうよう伝えて下さい」
との説明があることも少ないようです。(今はどうか知りませんが)

他社製ルータを持っていて、ひかり電話解約の為にインターネット接続できなくなった場合には、他社製ルータをルータモード(RTとかになっている)にして電源を入れ直し、他社製ルータ自身に接続設定を行なってやれば接続できるようになります。

他社製ルータをお持ちでない場合には購入してくるなりして、フレッツ光のレンタルルータからのLANケーブルをWANと書かれたポートに接続して電源を入れ、接続設定を行なえば接続できるようになります。

パソコン1台のみが有線で接続されればいいのであれば、ルータ(ONUでも可)とパソコンをLANケーブルで接続して、パソコンにフレッツ接続ツールをインストールして設定すれば、そのパソコンのみインターネットに接続できるようになります。