最近、SSD内蔵のノートPCやタブレットPCが多いですが、SSDは空き容量には御注意下さい。

実際の所、Trimやウェアレベリングという機能によって以前に比べるとはるかにマシにはなっておりますが、やはり空き容量が少ない状態でファイルの書き換えが頻繁に行われるような使用方法だと未だに壊れやすいです。

実際にあった極端な症例なのですが、お仕事で使用するノートPCの動作がもたついてきた為、128GBのSSDが搭載されたノートPCに買い替えられた御客様がおられ、以前のPCからデータを80GBほど移行し、SSDの高速性に満足してお使いだったそうです。

毎日のように数百通のメールが来るのと、お仕事で大量のファイルを更新したり、デジタルカメラから写真を取り込んで保存したりなどしてました。空き容量が不足していると警告が出ましたが、その度に数十通の不要なメールを消したり、不要な写真をいくつか消したりしてギリギリの状態で、しかし忙しい時には数十MB程度の空き容量のままで使っていたそうです。

すると1年程しか使用していないのにSSDが壊れてしまいました。

マシになったとは言え、やはり極端に空き容量が少ないままで使い続けると壊れやすいです。

たまに見かけるのですが、SSDの総容量もそれほど大きくない機種で、デジタルカメラの写真等を大量に取り込んで空き容量の少ない状態でお使いの方がおります。

SSD搭載機種を長持ちさせるには可能ならば20~30GB程度の空き容量はあった方が良いと思います。
PC本体に入っていなくて構わないファイル、大きなファイルなどは外付けHDDやUSBメモリなどに保存するようにした方が良いでしょう。