稀にですが
「インターネットのページがなかなか表示されないので光回線を乗り換えた方がいいのかな?」
と御質問頂く事があります。

大きなファイルをダウンロードする事が非常に多い場合などには光回線自体のスピードが問題になるケースもあり、契約時期が少し昔の光回線であったり、契約内容によってはスピードの抑えられている光回線もありますので、その場合には早い光回線の御契約に切り替えた方がいい場合もあります。

それでも各社の謳う回線スピードはあくまでも回線仕様の論理値であって、この位のスピードが出ても対応できる回線です、という程度の意味合いでしかなく、各社ともスピードは保証しておりませんし、実際にそんなスピードが出る事はほぼありません。

実際の所、1Gbpsを謳う回線で実際に1Gbps近くのスピードが出ているところは見た事がありません。
回線事業者、測定方法、地域、時間帯などによっても違うのですが、良くて500Mbps前後、かなり低い場合でも50Mbps程度で、大きな差ではありますがこれは普通です。
ちなみに回線開通工事の際に工事担当の方が問題無いレベルの信号が来ている事を確認しておりますし、どうやってもあまりに信号レベルが低い場合には開通にはなりません。

インターネットエクスプローラ等のWebブラウザで見たいページがなかなか表示されないという程度の場合には回線が原因という事はまずありません。

こういった場合には光回線の問題ではなく、パソコン自体の処理能力の問題であったり、Webブラウザ自体の問題である事が多いです。
余計なソフトやアドオンの入っていないパソコンや、Webブラウザのアドオンを無効にして同じWebページを見た場合に早く表示されるのであればWebブラウザの問題である事が多いです。
パソコンが無線接続の場合は無線の電波が弱い場合もありえます。
また他にもWebブラウザの設定に問題がある場合もあります。

ただ、場合によってはそのWebページが置いてあるサーバ側の処理能力であることもあり、この場合にはどうしようもありません。

大量の通信データをやり取りする事が無く、インターネットでWebページを見る程度なのであれば、光回線を乗り換える前にその辺りも検討してみた方が良いです。