Windows10に無償アップグレードしたら色々な不具合が発生してしまうケースも多いようです。

私の場合、Windows8.1をアップグレードしたのですが、特にそのようなトラブルは起きておりません。
そもそもWindows8.1の時代から不具合の元となりやすい部分は設定変更していたのが良かったのかも知れません。

メーカー製パソコンの場合、アップグレードする機種がWindows10対応かどうかを確認する必要もあります。自作パソコンの場合には全てのデバイスドライバでWindows10対応の物が出ている事を確認しましょう。
勿論、対応を謳っていない場合にはアップグレードは避けた方が賢明です。

省電力機能は全てOFF、スリープも無効、高速シャットダウンも無効、デバイスドライバは全て最新の物を適用、消えては困るデータをバックアップ、パソコンからUSBメモリやUSB接続HDDやプリンター等の影響が出そうな物はすべて外す、セキュリティ対策ソフトはアップグレード前にアンインストール、Cドライブの空き容量を充分に確保・・・これらを行なってからのアップグレードでした。

そしてアップグレード後、ビデオカードを刺しているパソコンの場合、Windows10対応のビデオカードドライバをすぐにインストール。セキュリティ対策ソフトも同様。

ただ、これらを行なえば絶対に不具合が起きないと言う訳ではないようで、それでもトラブルが発生していると言う報告もあります。
自信が無い方はまだアップグレードはしない方が賢明です。

少し変わった所では、アップグレード中に画面が真っ暗のままで、HDDのアクセスランプも消えている状態が1分程続いたので
「アップグレードできないじゃないかー!!」
と勝手に動いていないという判断をして電源を切ってしまったと言う方がいます。
これは、それなりにパソコンに詳しい方がうっかりやってしまったミスなのですが、今迄のWindowsでも画面が真っ暗でHDDも動いていないとフリーズしていると判断してリセットしたり電源を切ったりする方も多くいます。
ですが、アップグレード作業中は避けるべき行為です。
実はきちんとアップグレード作業が進んでいたりしますので、例えそんな状態になっていたとしても30分程度は平気で放置するくらいの気持ちの余裕を持った方がいいでしょう。

あと、Windows10にアップグレード後、非常に動作が重くなってしまう事があります。
特にアップグレード後数日の内に起きているケースが多く見られます。パソコンを操作せずに放置していたときや、スリープ直後だったりに起きている事が多いです。
あまりスペックに余裕が無いパソコンでは、操作不能に近いほど重くなる事があり、慌てて以前のOSに戻そうとする方がいますが、これは自動メンテナンスという機能が働いている為である事が多く、自動メンテナンスさえ終了すれば軽快な動作になります。

Windows10への無償アップグレードは11ヶ月ほど先まで可能ですので、トラブルが起きては困るパソコンや自身が無い方は、暫く待って修正によってトラブルが解消されてから行った方が安心かも知れません。