Office 2013を御利用の方は何となく動作がモッサリしていると感じた事があるかも知れません。
特に顕著なのがExcelでセルの移動が遅いと感じることがあります。
これはアニメーション効果が有効になっているためです。
（Office2013を御利用の方のみです。それ以前のOfficeを御利用の方には当てはまりません）
Office2013自体には、このアニメーション効果を無効に設定する項目が見当たりません。
その為、レジストリをいじって無効にするしかないようです。
なお、レジストリは下手に変更するとパソコン自体が不調になったり最悪の場合には起動しなくなる事もありますので、自信のない方は行なわないで下さい。
自分で行なわれる場合は十分に注意の上で自己責任でお願い致します。
「スタート」メニューから「プログラムとファイルの検索」
regedit
と入力してENTERを押すと、レジストリエディタが開きます。
左側のツリーから
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Common
を開きます。順番に辿っていってください。
Common の下に Graphics というキーが無ければ
Commonを右クリックして「新規」→「キー」で
Graphics
というキーを作成します。
作成したキー Graphics を選択します。
右側ペインに（規定）と書かれた行があり、その下の何もない所で右クリックし、「新規」→「DWORD（32ビット）値」を選択して値を作成します。
「新しい値 #1」のような表示が編集できる状態になっているので、名前を
DisableAnimations
にします。
作成した DisableAnimations をダブルクリックすると「DWORD(32ビット)値の編集」ダイアログが開きますので「データの値」に
1
を入力し、「OK」ボタンを押します。
レジストリエディタも閉じます。
これでOffice2013のアニメーション効果が無効になります。
ExcelやWordなどOffice2013のアプリケーションが起動したままの場合は一旦閉じて開き直すとアニメーション効果が無効になっております。
なお、この方法は複数のユーザーアカウントがあるパソコンですと、アニメーション効果が無効になるのはレジストリを変更したユーザーのみです。
