パソコンの起動にとても時間がかかってしまう現象が起きる事があります。

メモリーが極端に少ない、ハードディスクが経年劣化している、不要なソフトが起動時に常駐している、極端に多くのファイル断片化が発生している、ウイルスやスパイウェア・広告表示ソフトウェア等に感染している等々、他のWebサイトにも原因と考えられるものが多数載っており、それらを色々見てきていらっしゃるかもしれません。

ここで挙げたいのは、それらの原因と考えられるものに該当しないにもかかわらず、起動が異常に遅いという場合です。

まずは、多数のWebサイトでも言われている通りに余計な物をパソコンに接続しない状態にします。
本体、ディスプレイ、キーボード、マウス程度にして下さい。
それでも遅い場合、光学ドライブの接続自体も外せるなら外します。
SDメモリ等のカードスロットも原因になる事がありますので、こちらも接続を外せるなら外した方が良いでしょう。

ここまでやっても極端に起動が遅い場合かつデスクトップパソコンの場合には、電源ユニットが問題である可能性があります。30分以上経過しないと起動しないパソコンも見た事があり、電源ユニットの交換だけであっさり直ったケースもあります。
だからと言って電源ユニットを不用意に分解して修理を試みると感電やショート、場合によっては火災の恐れもありますので分解はせず、素直に電源ユニット自体を交換が良いでしょう

ノートパソコンでは電源ユニットにあたるものがACアダプタになりますが、ACアダプタを接続していてもバッテリーからの電源供給で動作するものもあり、ACアダプタが原因ではないケースもあります。(例外もあります)

電源ユニットに問題が無い場合、マザーボードが原因で同じ症状が起きる事もあります。
この場合、マザーボード自体を交換しないと直らない場合もあります。